日本のPSOプレイヤーのためにこのメッセージを翻訳してくれた私たちの日本人プレーヤーの二人、mimiとnanaに感謝します。 セガがドリームキャストユーザに「ハンターライセンス」として知られている月額料金を支払うことを要求したため、過去数年間、日本のVer.1と日本のVer.2においてオンラインでプレーすることができませんでした。 セガが認証サーバを閉じたとき、認可サーバーに接続できなかったために、日本版PSO(そして、USv2)はもうオンラインに繋ぐことができなくなってしまったのです。 認証サーバが暗号を使用していたので、エミュレーターサーバーが独自の認証サーバを持つことも不可能でした。 それゆえに、再びこれらのゲームをオンラインで繋ぐ唯一の方法は、認証チェックを無効にするパッチを作成することでした。 ドリームキャストのプログラミングに関するその方法を知っている人がわずかしか居なかったため、そのパッチを作成する人を見つけるのは困難でした。 そのパッチが完成しましたので、JPv1、JPv2、およびUSv2は再びオンラインに繋ぐことができます。

これは、オンラインでプレーするためにPSOのヨーロッパ版を輸入する必要がもはやないこと、そして、新しいキャラクタを作成しオンラインに繋ぐ際、オリジナルの日本のシリアル番号とアクセスキーの使用が可能になったことを意味します。

パッチを使用するためには、Xploder(CodeBreakerとも呼ばれる)ディスクを使用して手動でコードを入力するか、BlueCrab氏が作成したブートディスクが必要です。オンラインに繋ぐたびに手動でコードを入力する手間を省くために、VMUにコードを保存できます。 コードを保存するには別々のVMUもしくは4バンクVMUが必要です。(BlueCrab氏お手製ディスクを使用する場合はコード入力は不要です。)

あらゆるバージョンのPSOで接続するために、プライベートサーバーでは別々の「接続コード」を使うことが指示されます。 ダイヤルアップユーザは接続コードを使用しなくてはなりません。 ドリームキャストのBBA(ブロードバンドアダプタ)を持つユーザーは、接続コード無しにSylverantに接続するために、BBA構成のDNS1を

67.222.144.120

に設定して下さい。 また、すべてのバージョンがそれぞれの「有効化コード」を必要とします。

初めてコードを入力するには、Xploderディスクでドリームキャストを起動し、「チートブラウザ」に入ってください。 新しいゲームの追加を選択し、名前を付けます (例えば、"PSO JPv1"や"PSO JPv2"など)。 次に、新しいコードを追加し名前を付けてください (例えば「有効化コード」など)。 最後に、オプションから「コードの追加」を選択して現行のコードを入力してください。 一度コードを入力した後、スタートボタンを押します。 VMUにコードを保存するかどうか尋ねられますので、空のVMUまたは4バンクVMUをコントローラに挿入し、Aボタンを押してコードを保存してください。 次回からはVMUからコードをロードできます。

JPv1のためのコードは次のとおりです。

有効コード: 1D679724
C0705040

Hunter's Licenseチェックの無効:

0220C474
E000000B

Sylverantサーバー接続:

0E082184
0001002C
0128CC1A
00007973
0228CC1C
7265766C
0228CC20
2E746E61
0228CC24
0074656E

JPv2のためのコードは次のとおりです。

有効コード:

116F90D5
C0705040
19C7D212
40707044
1D2C10FE
0000D003
1D34D0FE
20119102
1D44D0FE
0009000B
1D54D0FE
00008133
1D64D0FE
AC937978

Hunter's Licenseチェックの無効 :

02237404
E000000B

Sylverantサーバー接続:

0E0AADCC
0001002C
002EC50B
00000073
022EC50C
65766C79
022EC510
746E6172
022EC514
74656E2E
022EC518
00000000

不正行為を減らす方法として、VMUに保存されたコードを検出できるようにセガがPSOv2を設計したことを理解している必要があります。 PSOのプレイ中にコードが保存されたVMUが挿入されると、レアアイテムはドロップしません。 また、PSOのプレイと同時にコードが保存されたVMUが挿入されると、PSOセーブデータか保存コードのどちらか、もしくは両方が破損する原因になります。 したがって、PSOプレイ中にはコードが保存されたVMUを挿入しないことが重要です。 完全に安全にPSOを起動するためには次の手順に従ってください。

  1. Xploderディスクとコードの保存されたVMUを挿入します。
  2. ドリームキャストの電源を入れ、保存されたコードをアクティブにして「ゲーム開始」を選択します。
  3. ディスクの蓋を開けてコードの保存されたVMUを取り出し、PSOディスクとPSOセーブデータの入ったVMUを挿入してください。
  4. PSOを起動するためにディスクの蓋を閉じます。

これはコードの保存されたVMUが、PSOのセーブデータと同時に、またはPSOが稼働している間に挿入されるのを防ぎます。 その結果、セーブデータは安全になりレアアイテムがドロップします。

オンラインでプレーするには有効化コードと認証の無効化コードが必須ですが、任意のプライベートサーバにおいてPSOをプレイさせる際にもそれらを使用することができます。 JPv1は現在Sylverantとのみ互換性があることに注意することが重要です。 SCHTServか他のプライベートサーバにJPv1を接続しようとしてもゲームは適切に接続されません。 これはJPv1が他のPSOバージョンと異なっているためです。

ご存知のとおり、セガは、Ver.1からの多くのバグを修正し新機能を加えたPSOv2をリリースしました。 JPv1はリリースされた最初のPSOであったので、USv1やEUv1よりも多くのバグがあります。 すべてのプライベートサーバは、最初の民間PSOサーバを設計するときSchthackが行った作業にほとんど基づいています。 Schthackはカナダに拠点があることからサーバの検査にはUSv1が使用されたため、JPv1が異なる方法で動作していたことを知りませんでした。 これが、彼のソフトウェアを使用してサーバに接続できない理由です。

HunterLicenseチェックを無効化してJPv1が再びオンラインに繋ぐのを許容するコードを作成した後に、このバグは発見されました。 JPv1が接続できるようSylverantソフトウェアをアップデートしましたが、その接続問題はJPv1と他のPSOバージョン間に多くあるわずかな違いの1つにすぎないように思えます。 SylverantでのJPv1の初期テストでは他の2つのバグを発見、修正しましたが、まだ他にも存在する可能性があります。 かつてHunterLicenseサーバーが閉じられた後はJPv1をテストできなくなったので、過去のバグを探すことは不可能でした。 したがって私たちはJPv1ユーザに、ゲーム中見つかったどんなバグでも報告してくださるようお願いします。 私たちは、今後のどんなバグに対してもできるだけ早く修正するよう最善を尽くすつもりです。

PSOv2の実行可能ファイルは暗号化されているので、HunterLicenseチェックを無効化するこのパッチは、USv2の実行ファイルを解読するというリー氏の貢献がなければ実現しなかったでしょう。 また、何年も前にJPv1とJPv2のコピーを私に送ってくれたティラ様に感謝します。 日本人コミュニティの役に立つためにいつかそれらのディスクを使うということは、私の望みでした。私は、JPv2での認証チェック無効化のため実行ファイルを解読するために、彼女が送ってくれたJPv2のコピーを使用しましたし、コードをテストするために彼女のJPv1とJPv2ディスクの両方を使用しました。 もちろんBlueCrabにも感謝しています。 BlueCrabは、認証チェックを無効化するコードを作成するために、実行ファイルの解読について研究してくれました。 彼の働きのおかげで、ついにPSOのすべてのドリームキャスト版が再びオンラインに繋ぐことができるのです。

より多くの日本人ユーザがこれらのコードによってオンラインでプレーできることを願って。あなたのサポートに感謝します。

Xploderディスクを持っていない、またはオンライン接続でVMUにコードを保存したくない場合のために、BlueCrabは特別なブートディスクもまた作成しました。このブートディスクは、あなたが挿入するPSOディスクと、オンラインに繋ぎSylverantサーバに接続するための適切なパッチを自動的に検出します。 あなたがこのブートディスクを使用する場合、コードが保存されたXploderディスクとBBA構成の特別なDNS1の設定は不要です。

単純にCD-Rにディスクイメージを焼いて、ディスクをドリームキャストに挿入してください。 ブートディスクは、一度PSOを挿入し、ディスクのふたを開け、GD-ROMを挿入して、再度ディスクのふたを閉じるように指示があります。 ブートディスクは、どのPSOディスクが挿入されたかを判断するためにチェックするでしょう。 チェックがいったん終了すると、ブートディスクは検出されたゲームを報告します。 (例えば、「ファンタシースターオンラインVer.2(日本版)」など。) ゲームを修正し始めるためにSTARTボタンを押すように指示があります。 STARTボタンを押す事でオンラインモードでSylverantサーバに接続できるようになります。

また、ブートディスクは、アルティメットモードでの「FAMITSU-MAXIMUM ATTACK-」クエストのプレイを可能にするためにバグの修正をゲームに適用する機能も備わっています。 ご存知かと思いますが、アルティメットモードでそのクエストをプレイしようとすると、タイレル総督にロビーへ戻るよう命令されてしまいます。なぜなら、アルティメットモードではシミュレータが利用できないからです。 ゲーム自体が中断していたので、セガはクエストをこのように設計しました。 そのクエストは他のクエストでは使用されない洞窟3と坑道2の特殊なマップを使用します。アルティメットモードが異なった表示のあるエリアを含んでいるので、ゲームは2つの地図リストを含んでいます(ノーマル・ハード・ベリーハードモードに1つ、アルティメットモードに1つ)。残念ながらアルティメットの地図リストは、アルティメットモードでのプレイが防止されている「FAMITSU-MAXIMUM ATTACK-」に使われている地図のエントリーを逃しています。

ブートディスクは、それらの地図を使用するかもしれないあらゆる今後のクエストと同様に、アルティメットでクエストをプレイできるように自動的に地図リストを修正します。 修正によって、「FAMITSU-MAXIMUM ATTACK-」クエストファイルはアルティメットでのプレイを許容するよう変更されているのを知ることが重要です。 Sylverantサーバではアルティメットモードでプレイできるようにこのクエストをアップデートしました。もしあなたが別のサーバでプレイするなら、そのサーバの管理者はまた、アルティメットモードをアンロックするようにクエストを変更しなければなりません。

地図を修正するXploderコードが現在の所うまく動作していないので、地図の修正はブートディスクでのみ利用可能です。 Xploderは、セガによって作成されなかった第三者ディスクなのでそれほど上手く設計されていません。 地図を修正するXploderコードはXploderディスクで使用できないくらい大きいので、動作していませんでした。 したがって、BlueCrabのプログラムは複雑な修正を適用できるので、地図の修正は彼のブートディスク専用となっています。

また、地図の修正を適用するのに必要なPSOv2の実行ファイルを解読してくれたリー氏に感謝します。そしてJPv2のコピーを私に送ってくれたティラにも再び感謝します。 私は、JPv2の地図修正テストを作成するためにそのコピーを使用しました。 もちろんBlueCrabにも再び感謝します。(BlueCrabはわざわざPSO自身のローディング・プログラムを作成してくれました)。 彼の仕事のおかげでXploderコード無しにオンラインへ接続できるようになり、ドリームキャストで初めて地図の修正が利用可能になりました。

コードとブートディスクの両方でより多くの日本人ユーザーがオンラインでプレイできることを願って。あなたのサポートに感謝します。

--Aleron Ives